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Volvo Trucks、IoTとAIを生かしたコネクティビティ戦略を推進(後)

2020/11/26

Bob Violino Network World

 Volvo Trucksはトラックのスマート化を推進している。北米の幹線道路を日々行き交うトラックの中には、IoTセンサーやテレマティクス装置を搭載しているVolvo Trucksの車が35万台以上ある。車両の状態をセンサーで監視して、保守や分析のためのデータを送信する機能や、エンジンのソフトウエアを無線で更新する機能を備えたトラックだ。Volvo Trucksは、こうした車載技術と、バックエンドのアナリティクスプラットフォームを連携させることにより、膨大な数のデータレコードを瞬時に処理する。IoTとAIを生かすことで、診断に要する時間は70%、修理に要する時間は25%、それぞれ短縮された。

前回から続く)

Credit: metamorworks / Getty Images

 SASプラットフォームの導入は、オペレーションの複雑さから、約11カ月を要した。低レイテンシーで高スループットのSSDやインメモリ技術を利用したハイパフォーマンスサーバーのクラスタを基盤としている。

 AI機能では、収集したデータから隠れたインサイトを引き出し、エンジニアリンググループのトラックの知識と組み合わせる。データが伝える内容を的確に理解し、リモート診断サービスに取り入れるという面で、Volvo Trucksにとって大きなプラスだ。SASのアナリティクスプラットフォームを導入したことで、誤検知は大幅に減り、診断の正確性が向上した。

コネクテッド戦略の課題と強み

 Volvo Trucksがコネクティビティ戦略を進めるうえでは、対応しなければならない課題もあった。1つは、複数の企業間でのシームレスなコラボレーションの実現だ。SASのほか、ITサービスプロバイダーのインドHCL Technologies(2016年にVolvo Groupの外部向けIT事業を買収)や、SASのプラットフォームを動かすハードウエアの製造元である米HPEとも連携する必要があった。Volvo Trucksは、ワンチームの姿勢を取り入れ、各社の重要なリソースを見極めて、主要な開発を協力して進めた。

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