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上級ITプロフェッショナルの情報セキュリティ資格、CISM(下)

2020/12/04

Josh Fruhlinger CSO

CISMの認定と費用

 CISMの試験に合格し、所定の実務経験を積んだら、いよいよCISM認定の申請を行うことができる。申請料は50ドルで、手続きはさほど難しくない。

 ただし、CISMは1回取得したら永年有効というわけではない。認定を維持するためには、1年間で20時間以上、かつ3年間で120時間以上の継続専門教育(CPE)を受ける必要がある。CPEの対象となる活動には、ISACAの専門教育活動や会議への参加のほか、大学の講座、社内研修、ベンダーのセールスプレゼンテーションなどがある。詳しくは、ISACAが公開している文書「CISM CPE方針」で確認できる。ISACA会員の場合、会員向けの無料講座がCPEにカウントされるのも特典の1つだ。

 また、資格の維持費用として、非会員は85ドル、ISACA会員は45ドルを毎年支払う必要がある(ISACAの資格をいくつも持っている人には、維持費用の割引制度もある)。なお、CISMを取得した人は、ISACA職業倫理規定を遵守することが求められている。

CISMの役職と給与

 資格の取得や維持にさまざまな手間と費用がかかるとなると、果たしてそれに見合う価値がある資格なのかという点は当然気になる。マネジメントレベルの役職や、それに伴う収入アップに関心がある人にとっては、自らの知識や経験を証明し、キャリアへの姿勢や強い意欲を示すうえで、こうした資格はよい手段だ。CISMに合致する役職としては、情報セキュリティマネージャー、情報リスクコンプライアンススペシャリストなどのほか、最高情報責任者(CIO)も当然考えられる。

 こうした役職は、一般に給与水準もかなり高い。米Certification Magazineの2015年の記事によると、セキュリティ関連の資格取得者の平均給与の調査で、CISMは12万7063ドルと第1位になった。また、この調査に回答した人の48%が、資格取得から1年以内に昇給があったとする点も注目に値する。

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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