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AWSのコストを削減、Savings Plansとは(後)

2020/12/03

Will Kelly InfoWorld

システムインテグレーターにとってのSavings Plans

 システムインテグレーターがSavings Planを利用する場合、オンデマンドのEC2インスタンスを求めるユーザー企業に関しては、利幅を拡大できる余地がある。IT幹部を対象とした前述のPulse.qaの調査では、クラウド支出の最大限の割引についてシステムインテグレーターと激しく交渉したとの回答は64%に上った。システムインテグレーターはSavings Plansによって全体で25%程度の節約を実現できるだけに、交渉は欠かせない。

 ユーザー企業の立場になって考えないシステムインテグレーターは危険にさらされる。そう話すのは、クラウド最適化ソリューションを手がける米Opsaniのプロダクト&マーケティング担当バイスプレジデント、Amir Shariff氏だ。Savings Plansを扱うにあたって、システムインテグレーターはユーザー企業の代理人としてふるまう必要があると同氏は言う。行動規範に従って、クラウドリソースのシフトを通じたクラウドコスト削減へとユーザー企業を導くことを同氏は勧める。

 クラウド支出を削減する方法について最善のアドバイスができるよう、システムインテグレーターがユーザー企業のビジネスを理解する必要があるという点をShariff氏は強調する。

ユーザー企業にとってのSavings Plans

 リザーブドインスタンスやSavings Plansの契約に関して、cloudtamer.ioのDix氏は、石橋を叩いて渡るよう忠告する。「素晴らしいコスト削減だと思って話に飛び付き、最大限の設定で長期の契約を結んでしまうことがある」。使用量や削減額に注意深く目を向け、慎重に進めていく必要がある。

 また筆者としては、AWSのSavings Plansを、クラウドの投資効果算定の演習として扱うことを勧める。体系的なアプローチで臨むとよい。過去のデータを分析し、プロセスの調整やレポートを行ったうえで、Savings PlansでAWSの料金を大きく削減できるということを、自分自身もステークホルダーも完全に納得する必要がある。

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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