TOPSoftware > ワークフロー自動化プラットフォームZapierとは(上)

Software

ワークフロー自動化プラットフォームZapierとは(上)

2020/12/21

Matthew Finnegan Computerworld

 クラウドアプリケーションの利用が広がり、業務プロセスのデジタル化が進む中、繰り返し発生する定型的な作業の自動化も、以前よりは実現しやすくなってきた。ファイルのアップロード、カレンダーへの予定の登録、社内向けのテキストメッセージ送信など、一つひとつは取るに足りない作業も、積もり積もれば大きな手間だ。もっと有益な業務に投じられたはずの時間と集中力が、その分削られることになる。

Credit: Anawat S. / Getty Images
Credit: Anawat S. / Getty Images

 「業務環境に自動化を取り入れるメリットとしては、時間の節約が特に大きい」。そう話すのは、米ZapierのWade Foster最高経営責任者(CEO)だ。2011年に同社が立ち上げたワークフロー自動化プラットフォーム「Zapier」は、これまでに有料と無料を合わせて約180万のユーザーを獲得した。ユーザーがZapierによって削減している作業時間は、1週間あたり平均10時間に及ぶと同社はうたっている。

 Zapierでは、複数のアプリケーションを組み合わせて行う作業を自動化できる。対応しているアプリケーションは、米MicrosoftのOutlook、Excel、Dynamics CRMや、米Googleの各種コラボレーションツールとプロダクティビティツール、Slack、Trello、Dropboxなど、2000以上に及ぶ。業務アプリケーションでは特に、Salesforce、Zoho CRM、HubSpotなど、セールスやマーケティングの各種プラットフォームに対応している。

 Zapierの狙いは、専門的な知識やノウハウがない従業員でも、複数のWebアプリケーションを連携するワークフローをノーコードで簡単に作成できるようにして、ITスタッフにかかる負担を減らすことにある。

 米Gartnerのシニアディレクターアナリストで、アプリケーションアーキテクチャー、インフラ、連携を専門とするKeith Guttridge氏は言う。「パーソナルワークフロー自動化ツールやシチズンインテグレーター機能のメリットは、従業員の生産性が上がることと、ちょっとした連携や自動化のプロジェクトにIT部門が駆り出されるのを抑えられることだ」

↑ページ先頭へ