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ワークフロー自動化プラットフォームZapierとは(下)

2020/12/25

Matthew Finnegan Computerworld

 Zapierと違って、大企業のワークフローに狙いを定めているベンダーもある。エンタープライズ向けの連携プラットフォームサービスのマジック・クアドラントでGartnerが取り上げた製品には、「Workato」や、Salesforce傘下となった「MuleSoft」などがある。そのほか、「Tray.io」や、Okta傘下となった「Azuqua」も、エンタープライズ分野に主眼を置いている。

 自動化の利用が広がる中で、Slack、Trello、Airtableなど、コラボレーションやプロダクティビティ関連のプラットフォーム自体にも、ルールベースの自動化機能が組み込まれつつある。この場合、主に単一のアプリケーション内のプロセスが自動化の対象となる。

 Zapierの主な強みの1つは、コードレスでの自動化だ。Guttridge氏は言う。「Zapierは、パーソナルワークフロー自動化ツールやシチズンインテグレーター機能で特に知名度が高いベンダーの1つで、多数のユーザーに有益なサービスを提供している」

 LuhhuのDavison氏は言う。「簡単に言えば、Zapierはこれを最初に始めた(IFTTTを除けばだが、あちらはかなり前に方向感を失い、流行遅れになった)。Google検索で『○○を自動化する方法』のような検索をすると、Zapierがヒットすることが多い。だが、Integromatやn8nなど、他社のツールも追い上げている。Zapierの優勢がずっと続くとは限らない」

 ZapierのFoster氏は、連携可能な選択肢の多さがZapierの強みだと主張する。「業務で利用しているアプリケーションが、QuickBooksやMailChimpのような有名なアプリケーションにせよ、もっと小粒なニッチアプリケーションにせよ、Zapierならおそらく連携できるだろう」

 Zapierはクラウドアプリケーションの連携に主眼を置いているが、企業各社は従来型のオンプレミスアプリケーションの連携にも強い関心を寄せている。この部分にもっと力を入れていくことが、ZapierにとってプラスになるかもしれないとGuttridge氏は指摘する。

 「Gartnerの顧客企業からは、Zapierのようなツールで、レガシーアプリケーションを含むワークフローの作成に役立つ製品はないかという質問をたびたび受ける。ここにチャンスがある」

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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