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Macもクラウド化、その意味は(後)
2021/01/07
「デスクトップ」の未来はクラウドにあるという話を、筆者は以前から繰り返してきた。2012年頃には、Chromebookは重要な存在になると予言していたし、2017年には、WindowsはパソコンからクラウドベースのDaaS(Desktop as a Service)モデルに移行すると見立てていた(時期は外れたものの、おおむね読みどおりだった)。だが、そんな筆者としても予想外だったのは、Macのクラウド化だ。
(前回から続く)

料金は、最初の24時間分に26ドル弱を支払った後は、1時間あたり1.083ドルの料金が秒単位で課金される。1日8時間使うとしたら、3日で26ドル弱となる。小規模なクラウド事業者のMacサービスはもっと低価格だが、既にAWSを利用している人なら、これまでと同じように、クラウド事業の王者としての安心感や、その無数のサービスに対して料金を支払うことになる。
Macのクラウド化という展開は、筆者も予想していなかった。確かに、Macにプログラミングのニッチ市場が存在することは認識していたが、今後もずっとニッチのままだろうと思っていた。筆者としては、Macユーザーというと、写真、出版、動画などの高度な処理をこなしている人たちを連想する。こうした処理には、強力なCPUだけでなく、高速なネットワークやストレージが欠かせない。
どうやらAWSは、今やそれも実現可能と考えているようだ。