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クラウドの料金モデルがはらむ11の課題(中)

2021/01/27

Peter Wayner InfoWorld

地域によって料金が違う

 クラウドのデータセンターは、住所が定かではなく、現実世界との結び付きはあまり感じられない。どこかの別世界に漂っているかのような存在だ。

 だが、データセンターの地域によって料金に差が出る場合もある。例えばAlibabaのサービスは、中国本土で稼働するインスタンスの方が料金が高い。AWSのt3.nanoの1時間あたりの料金は、オハイオでは0.0052ドル、北カリフォルニアでは0.0062ドルとなっている。Azureのリージョンごとの平均料金水準を見ると、米国北中部は南中部より安い。

 この違いの要因は、果たして地価なのか、税金なのか、それとも電気代なのか。もしかすると、そんなことはじっくり考えない方がよいのかもしれない。クラウドというのは本来、そのような俗世の心配事から我々を解放してくれる存在のはずだ。

割引にはコミットメントが必要

 クラウドの大きな特長の1つは、いつでも必要な時にマシンを起動して、必要な間だけ使える点にある。まさに自由だ。しかし、この柔軟性と引き換えに、最終的な料金がかなり高額になる場合もある。通常の従量課金では料金が急速にかさみ、明確なコミットメントのもとで割引を適用する必要が生じる。クラウド事業者によっては、明示的なコミットメントをしなくても、ボリュームディスカウントを自動で適用してくれるところもあるが、意味合いとしては同じだ。自由はタダではない。

翻訳:内山卓則=ニューズフロント

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