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米テック業界のダイバーシティ向上に取り組んでいる団体15選(後)
2021/02/10
米国でBIPOC(黒人・先住民・有色人種)の人々がITやSTEM(科学・技術・工学・数学)関連の職に従事するうえで、テクノロジー業界は受容性の高い場所とは言えない。近年は企業各社がダイバーシティを高める取り組みを進めているものの、調査結果の数字を見ると、テクノロジー業界のダイバーシティには、依然として大きなギャップがある。
(前回から続く)
Information Technology Senior Management Forum(ITSMF)

黒人のITプロフェッショナル向けのキャリア開発プログラムを実施している団体で、1996年に設立された。テクノロジー業界で経営幹部レベルまで進む黒人を増やし、組織のイノベーションと成長を促すことをミッションとしている。経営幹部向けや中間管理職向けのプログラムのほか、有色人種の女性幹部を増やすことを目指したプログラムを提供している。
National Action Council for Minorities in Engineering(NACME)
STEM分野での学位取得を目指すマイノリティを対象とした奨学金などを通じて、テクノロジー界に進むBIPOCの人々の数を増やすことを目標としている団体。エンジニアリングやコンピューターサイエンスのキャリアを目指している優秀な学生への支援を通じて、現在のニーズに合った人材を育成している。
National Society of Black Engineers(NSBE)
エンジニアリングやテクノロジーの分野に携わる大学生、生徒、プロフェッショナルらが参加する非営利団体。500の支部を持ち、国内外に1万6000人近いアクティブメンバーがいる。文化的判断力があり、学業に優れ、プロフェッショナルとして成功し、コミュニティにプラスの効果をもたらす黒人エンジニアを増やすことをミッションとしている。
Nonprofit Technology Enterprise Network(NTEN)
非営利団体が人種的公平に配慮した形でテクノロジーを効果的に活用し、それぞれのミッションを達成できるような世界を実現することをビジョンに掲げ、非営利団体のコミュニティの結成、プロフェッショナル向けのトレーニングの提供、コミュニティでのスキルやリソースの共有に関する活動などを行っている。また、人種差別反対を明確に掲げ、抑圧のシステムを打破して人種的公平を追求することを目指しており、DEI(ダイバーシティ・公平・インクルージョン)の推進に取り組んでいる。