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ソリューションアーキテクトの役割は(後)
2021/03/25
ソリューションアーキテクトは、企業のビジネスニーズを分析し、ソフトウエア、ハードウエア、インフラを活用してビジネスニーズを満たす方法を考える役割を担う。今の時代は、IT戦略とビジネスゴールの整合性が極めて重要だ。ビジネスゴールの達成を支える技術ソリューションの特定、開発、改良において、ソリューションアーキテクトが力を発揮できる余地は大きい。
(前回から続く)
ソリューションアーキテクトのスキル

ビジネスゴールとITソリューションの整合を図るためには、ビジネスと技術の知識に加え、強固なリーダーシップスキルとコミュニケーションスキルが欠かせない。ソリューションアーキテクトは、企業のビジネス面を理解し、その企業のゴールを達成するのに適したITソリューションを把握する必要がある。主なビジネス目標を見極めながら、各ソリューションの要件を特定するというプロセス全体のかじ取りにおいて、リーダーシップスキルは重要な意味を持つ。
学位については、情報技術、コンピューターサイエンス、ソフトウエアエンジニアリングなどの分野で学士号以上の取得が必要になることが多い。上級職の場合には、修士号など上位の学位や経験が求められる場合もある。また職務によっては、ネットワーク管理、開発、カスタマーサービスなど、ITの特定分野での経験が必要な場合もある。
米PayScaleのデータによると、ソリューションアーキテクトに求められる主な技術スキルとしては、次のようなものがある。
- SAP Business Warehouse
- AWS、Azure
- Apache Kafka
- ServiceNow
- Informatica
- データマネジメント
- ソフトウエア開発ライフサイクル
- ビッグデータ分析
- エンタープライズサービスバス(ESB)
- エンタープライズアーキテクチャーの経験
- ITアーキテクチャーフレームワークの経験
- ITセキュリティ、ITインフラ、ITガバナンスに対する理解