TOPCloud > クラウドからの即時撤収に備える15の方法(中)

Cloud

クラウドからの即時撤収に備える15の方法(中)

2021/03/31

Peter Wayner InfoWorld

 データの重要性はすべてが同じなわけではない。中心的な役割を果たすデータベーステーブルを割り出して、それらに集中するとよい。こうしたテーブルは、物理的に自社の管理下にあるサーバーにレプリケートし、さらに別のサーバーにもレプリケートしておく。利用しているクラウドからいざ撤収することになった時には、こうしたテーブルをまず復元できる。

柔軟なフェイルオーバーを設計する

 マイクロサービスの全体のうち半数が反応しない時でも、Webサイトの稼働を続けられるだろうか。重要なサービスをまず復旧できるのなら、部分的にでも稼働するのがよい。マイクロサービスアーキテクチャーを取り入れている場合、部分的に障害が発生したとしても、全面的な停止にはならずに済む。迅速な移行が必要な時に、柔軟な対応が可能だ。サイト利用者の立場から見て重要なのは、AIを使ったスマートなレコメンドエンジンでもなければ、各地の天気予報をインポートするAPIでもなく、とにかく注文を実行できることかもしれない。

規模を縮小したハードウエアでの稼働をイメージしておく

 これまで利用してきたクラウドから撤収する場合、すべてのデータベースやサービスの全面的な再稼働は、すぐには難しい場合もある。優先順位付けの計画を事前に考えておくことが必要だ。ハードウエアの規模を縮小しても稼働できるよう計画しておくことも、優れたアーキテクチャーの一部だ。ハードウエアの規模が2分の1、10分の1、100分の1だった場合に、サービスを部分的に止めて、残りを稼働することは可能だろうか。

コンテナを利用する

 DevOpsチームの大きな目標の1つは、デプロイを迅速かつスムーズにすることだ。その取り組みの多くは、新しい事業者への移行にも役に立つ。基本的な部分は既に対応済みなので、若干の計画を加えればよい。

 アプリケーションを取りまとめて迅速にデプロイするための手段としては、コンテナのほかにユニカーネルのような選択肢もある。新しいサーバーの構成に丸1週間を費やしていた時代に比べれば、隔世の感だ。

翻訳:内山卓則=ニューズフロント

↑ページ先頭へ