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クラウドからの即時撤収に備える15の方法(下)

2021/04/02

Peter Wayner InfoWorld

オープンソースを利用する

 プロプライエタリソフトウエアにも素晴らしい面はたくさんある。時には、開発企業独自のビジネスモデルのもとで、見事なソフトウエアが提供されることもある。安かろう悪かろうの製品があり得るのは、現実の世界でもソフトウエアの世界でも同じだ。しかし、オープンソースソフトウエアであれば、誰にお伺いを立てることもなく、簡単に素早くコードを移動できる。この自由はオープンソースならではだ。かつてRichard Stallman氏がよく言っていたように、「フリー」なソフトウエアとは、ビールの飲み放題のようなフリーではなく、言論の自由と同じ意味でのフリーなのだ。

プロプライエタリソフトウエアを避ける

 クラウド事業者が提供しているプロダクトは、一般的には、オープンソースのクローンであるか、プロプライエタリであるかのどちらかだ。プロプライエタリのプロダクトには、魅力的なオプションや先進的な機能がたくさんあるかもしれないが、サービスを使えなくなる恐れを考えると、あえて利用するにはリスクがある。AWSのMySQLサービスを選べば、自前のサーバーのMySQLに移行することもできる。プロプライエタリのプロダクトを選んだら、そうは行かない。

政治的混乱の影響を認識する

 かつては全米で4年ごとに渦巻いた熱狂は、今やエンドレスになった印象だ。誰が当選するかというだけの話ではなくなっているように思える。世の中のどの面に疑問が投げかけられてもおかしくない。Googleの従業員が結成した労働組合が要求しているのは、賃上げや、無料で食べられるドーナツの改善ではない。組合のミッションステートメントでは、自分たちが取り戻した力を使って、自分たちの仕事の対象やその使われ方をコントロールすると述べている。

 現在、AWSの利用規約には、顔認証技術を警察当局が「犯罪捜査」に使うことを禁じる条項が加わっているが、「行方不明者」の発見に使うことは禁じていない。警察が利用するソフトウエアの開発元が、この措置が発表となる前にプロジェクトを始めていた場合には大ごとだ。誘拐事件の捜査に利用されることがないのかどうか、時間がある時にじっくり考えてみよう。

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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