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開発者向けの社内プラットフォーム、構築のポイントは(上)

2021/04/05

Scott Carey InfoWorld

 今回の記事では、IDPを構築した経験を持つ4社の話を紹介し、構築の理由、最初に取り組むべきこと、構築の途中で学んだこと、得られる成果などについて見ていく。

Credit: phaisarn2517 / Getty Images
Credit: phaisarn2517 / Getty Images

 ソフトウエアの開発とデプロイの迅速化を目指す企業にとって、社内開発者の仕事を支えるIDP(Internal Developer Platform)が重要な要素となってきている。

 IDPは企業ごとに異なるものの、目指すところはどれも同じだ。インフラに関する細かな判断からソフトウエア開発者を解放すること、DevOpsチームにのしかかっている運用の負担を軽減することを狙いとしている。

 企業によっては、社内プラットフォームの構築が必要ない場合もある。しかし、複雑さが大きな負担になっている企業や、レガシーシステムと絶えず格闘している企業、ビジネス側のニーズに合わせた規模拡大にエンジニアリングチームが対応できていない企業にとっては、IDPが解決策になるかもしれない。

 企業のIDP構築を支援する独スタートアップHumanitecのKaspar von Grunberg最高経営責任者(CEO)は、草の根レベルから取り組みを始める必要があると話す。「各社でよく見られる方法としては、まずは社内の優秀なエンジニアを何人か選出し、ばらばらのツールチェーンを結び付ける接着剤としての役割を果たしてもらう。次に、開発チームが対応できる共通のAPIを軸として取り組みを一元化し、混沌とした一連のツール群を構造化する」

 社内プラットフォームの担当チームを立ち上げてIDPを構築する場合、IDPへの移行に伴って文化の転換も必要となる。その部分を甘く見てはいけない。社内プラットフォームが本来の目的をきちんと達成するためには、透明性、習慣的なコミュニケーション、プロダクトファーストの意識が欠かせない。その実現は、実力派のエンジニアぞろいの米Netflixのような企業にとっても、決して簡単ではない。

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