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開発者向けの社内プラットフォーム、構築のポイントは(下)

2021/04/09

Scott Carey InfoWorld

 今回の記事では、IDPを構築した経験を持つ4社の話を紹介し、構築の理由、最初に取り組むべきこと、構築の途中で学んだこと、得られる成果などについて見ていく。

前回から続く)

Credit: Thinkstock
Credit: Thinkstock

 全体を通して、Tornow氏のチームが目指しているのは、セキュリティ、信頼性、コンプライアンスといった根本的な部分を意識させることなく、開発者がコードの開発に専念できるようにすることだ。「プラットフォームには、こうした根本的な部分の負担をなくす役割がある。開発者のスピーディなコード開発を支え、テスト、カナリアデプロイ、モニタリングといった一連の手順をすべて自動化できるようにしたい。当社は多数のマイクロサービスを使用しているが、このデプロイプロセスへの信頼性が揺らぐことはまずない」

 時には、開発者とプラットフォームチームの間で対立が生じることもある。複雑な目標を抱えている人たちだと認識することがポイントだとTornow氏は言う。まずはお互いの話を聞いてから、双方が求めるものを包み隠さず説明すれば、対立をある程度緩和でき、落とし所を探りやすくなる。「決定に至った理由を皆が理解すれば、共感が生まれる」

 Tornow氏が最後にアドバイスとして挙げたのは、きらびやかなプラットフォームで車輪の再発明を目指すのではなく、既にあるものを中心として肉付けするということだ。「まずは手持ちのツールから始めて、プラットフォームを少しずつ拡大していくほうが簡単だ」

Yelp:IDPが進化

 口コミサイトの米YelpのIDPは、「PaaSTA」という名前を付けるほどのプラットフォームとなっている。

 Yelpが最初にIDPを開発したのは2014年だった。専任の運用チームが主に人手で行ってきたデプロイ作業からの脱却を目指した。

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