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プロジェクト管理の成果を高めるデータとアナリティクスの重要性(前)
2021/04/13
この記事では、プロジェクトマネジメントにデータアナリティクスを取り入れてプロジェクトの成果を大きく高める方法について、4つの面から見ていく。

プロジェクトの成功率が上がらない中で、データの利用に目を向けるプロジェクトマネージャーは多い。データを適切に活用すれば、勘頼みの意思決定から脱却し、チームを引っ張っていくための確かな支えが得られる。スケジュール設定、リソース割り当て、効率化、コスト削減、リスクマネジメントの強化といった面でも、データは価値をもたらす。
プロジェクトマネージャーがデータを活用する主な手段には、ビジネスインテリジェンス(BI)とビジネスアナリティクス(BA)がある。このうちBIは、ビッグデータの処理と活用のためのソフトウエアとプロセスで構成されており、さまざまなデータソースのデータの収集、蓄積、分析を行って、そこから有益な情報を引き出す。BIは、過去と現在について可視化するデータアナリティクスと捉えることができ、特定のプロセスでこれまでに起きたことや今起きていることについてのインサイトの獲得に主眼を置く。会社やプロジェクトマネジメントオフィス(PMO)は、BIでリアルタイムの指標値を把握することによって、意思決定の速さと質を向上し、プロジェクト、プロセス、その成果に対する可視性を高められる。
これに対し、BAの方は、未来を予測するデータアナリティクスと捉えることができる。BAは、情報に基づいて未来を読むための「why」に主眼を置く。データを分析することで、課題の予測と適応の質を高め、成果を向上する。