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プロジェクト管理の成果を高めるデータとアナリティクスの重要性(前)

2021/04/13

Moira Alexander CIO

 将来に目を向けているPMOは、確固たるデータをプロジェクトの意思決定や行動の基盤に据えることの必要性を認識しつつある。データを効果的に活用できるプロジェクトマネージャーは、プロジェクトの計画と遂行のすべての面をレベルアップできる。必ずしも十分ではないリソースを的確に割り当てて管理するうえで、データの効果は特に大きい。

 ここからは、プロジェクトマネジメントにデータアナリティクスを取り入れてプロジェクトの成果を大きく高める方法について、4つの面から見ていく。

リソースのマッチング、割り当て、スケジューリング

 プロジェクトマネージャーにとって、リソースマネジメントは厄介な問題だ。リソースは往々にして足りず、常に流動的である。リソースの使い方についての計画と割り当ては、どのプロジェクトでも簡単ではない。複数のプロジェクトでリソースの奪い合いがある場合は特に大変だ。リソースの可用性と割り当てについて、効果的な意思決定を促すうえで、データは重要な意味を持つ。プロジェクトの成否は、スキルのマッチング、最適なリソースの割り当て、利用可能なリソースのスケジューリングを適切に行えるかどうかにかかっている。

 プロジェクトマネージャーは、過去と現在のプロジェクトに関するデータを利用することで、現在のプロジェクトに対するリソースの割り当てを改善したり、今後のプロジェクトに向けた計画を強化したりできる。データの収集と分析を一元的に行うことで、リソースの使用が多すぎたり少なすぎたりする対象を特定でき、必要な部分にリソースを移して、スケジュールを適切に設定できる。

 使用するBIツールは、スタンドアロンのExcelシートよりは、プロジェクトマネジメントのソリューションと一体化したツールの方が効果的な場合が多い。統合型のBIツールを利用することによって、特定のメンバーに負担がかかりすぎるのを抑え、燃え尽きを防げるほか、プロジェクトのタイムラインを現実的に設定したり、そのタイムラインを達成するうえで障壁となり得るリスク要因を特定したりできる。プロジェクトマネージャーは、データを利用することで、例えばリソースの競合や予定どおりのタスク完了など、リソース管理に関するKPI(重要業績評価指標)を定められる。

翻訳:内山卓則=ニューズフロント

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