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クラウドの進化、7つのポイント(上)

2021/04/26

Peter Wayner InfoWorld

 現在のクラウドがどのような方向で進化しているか、7つの重要なポイントを押さえておこう。

Credit: 123RF
Credit: 123RF

 強い調子で打ち出される言葉の意味が、必ずしも明確ではない場合がある。政治家が「教育」について語ったり、医者が「安静」を求めたりする類いだ。最近では、「クラウド」もこの手の言葉になった。この10年ほどの間は、インターンから最高情報責任者(CIO)まで、ITに携わる誰もが、あらゆる問題の正解は「クラウド」だと認識している。

 だが、この言葉の裏には、かなりの複雑さとあいまいさが潜んでいる。年月を重ねる中で、意味が多様化したからだ。そもそも、クラウドというバズワードが生まれる前から、メインフレームのベンダーはタイムシェアリングシステムを扱っていたし、初期のコロケーション事業者はUNIXサーバーのアカウントを貸し出していた。米America Onlineのような事業者も、表向きは娯楽用ながら、クラウド風のストレージサービスやコンピューティングサービスを提供していた。

 クラウドという名前が付いた後も、進化は続いた。初期のクラウドサービスは、完全装備のサーバーの中で、数十台の軽量な仮想マシンが動いていた。実際のインスタンスはマシン全体のごく一部でも、rootであるかのように使えるサービスだ。その後、FTPサーバーも、バケットやドロップボックスへと姿を変えた。さらに、サービスの種類はその後も爆発的に増え、短縮形で「○aaS」と称するサービスが次々と誕生した。

 進化は今も続いている。クラウド利用者は、新機軸が打ち出されるごとに、料金を払って使いたいサービスやその効果について考え直すことになる。新サービスの多くは、以前からあるアイデアに新たな光を当てて、パッケージや売り文句を一新したサービスだ。前の世代のソリューションで生じた問題を巧妙に解決している場合が多い。開発者にとっては、自分たちが開発している対象にあらためて目を向け、新風を吹き込むきっかけになる。

 現在のクラウドがどのような方向で進化しているか、7つの重要なポイントを押さえておこう。

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