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クラウドの進化、7つのポイント(中)

2021/04/28

Peter Wayner InfoWorld

 ARMへの移行が大幅なコスト削減になるかどうかは、演算処理の性質や負荷に大きく左右される。いくつかのベンチマークでは、Gravitonベースのインスタンスは、従来のIntelベースのインスタンスとおおむね同水準の結果となっている。一方で、ARMベースのインスタンスが多少劣ることを示唆するベンチマークもあるので、長く動かさずにコスト削減を享受できるような、軽く利用するコードの方が適している。

 ARMに移行すべきかどうかはケースバイケースだ。実際のワークロードを本番に近い環境で動かしてみて、コスト削減効果があるかどうかを探るしかない。

万能型のデータベース

 その昔、FORTRANのプログラマーは、この言語に楽しみな新機能が次から次へと追加されていく様子を目の当たりにして、こう思った。将来どんな言語になっているのか想像もつかないが、名前はFORTRANだと。現在は、データベースに関して同じことが言えるかもしれない。昔は、データベースといえば、行と列からなるテーブルを保存しておくための場所だった。現在のデータベースは、ほとんど何でもこなせるようになっている。

 データベースが秘めている可能性について、開発者も気づきつつある。例えばPostgreSQL 11は、クエリをコンパイルするためのJITコンパイラを搭載したほか、プロシージャ内でのコミットやロールバックが可能になった。加えて、JSONもサポートしており、データベースの守備範囲の中で完全なマイクロサービスを簡単に構築できる。

 また、米MicrosoftのAzure Cosmos DBのように、SQL、MongoDB、Cassandra、GraphといったさまざまなAPIに対応しているデータベースや、Google FirebaseのCloud Firestoreのように、データの保管とクライアントへの同期に対応しているデータベースもある。このように、「データベース」という基本的で便利な言葉に、新たな機能を加えているデータベースは多い。

翻訳:内山卓則=ニューズフロント

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