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マネージドKubernetesサービス、利用拡大の背景は(下)

2021/05/14

Scott Carey InfoWorld

 Kubernetesを自前で運用するのは、決して楽なことではない。コンテナのオーケストレーションに関する主要部分をマネージドサービスに任せ、ITソリューションそのものへの対応に専念することを考える企業が増えている。

前回から続く)

Kubernetesサービス事業者の信頼性

Credit: Andrew Medina / Getty Images
Credit: Andrew Medina / Getty Images

 多くの企業にとって、マネージドKubernetesサービスを利用するかどうかは、結局のところ信頼の問題に行き着く。その点はベンダー各社も認識している。

 Google Cloudのプリンシパルエンジニア、Kelsey Hightower氏は言う。「Kubernetesが世に出た頃には、おとり商法との懸念があった。これを餌にしてベンダーがオープンコミュニティを侵食し、オープンコアに変貌するとの懸念だ。それを払拭するのに5~6年近くかかった」

 AWSのSingh氏も、EKSがオープンソースのKubernetesディストリビューションに近い状態にとどまることが重要な意味を持つ顧客がいると述べ、「違いを生じさせるような奇妙なまやかしは望んでいない」と話す。AWSが最近、EKS DistroをGitHubでオープンソース化したのも、それを体現する動きの1つだ。

 VMwareのBeda氏は、この話題ではロックインの話を出さざるを得ないと認め、契約を決める際にはぜひともリスクを適切に評価するよう勧めている。「サービスから離脱する可能性はどの程度あるだろうか。その場合、コストはどの程度かかるだろうか。コードの書き換えや再トレーニングがどの程度必要になるだろうか。導入の意思決定に関わる人は、要件、リスク、トレードオフについて理解する必要がある」

 異なるベンダーのサービス間で相互運用性を確保するための枠組みとしては、CNCFの認定制度「Certified Kubernetes Conformance Program」がある。

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