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ビジネスの機会や脅威への備えを実現する、PEST分析とは(後)

2021/05/20

Sarah K. White CIO

 PEST分析は、企業を取り巻く外部マクロ環境の各種要因を評価するためのフレームワークである。PESTという名前は、政治的要因(Political)、経済的要因(Economic)、社会的要因(Social)、技術的要因(Technological)の頭文字から来ており、この4つの観点で分析を行う。新たな市場に参入する時や、業界内での成長戦略を考える時などに、自分の会社や業種にとって特に重要な要素を見極め、ビジネス戦略の有効性や収益性を検討するうえで役立つ。

前回から続く)

PEST分析の実践

Credit: PeopleImages / Getty Images

 PEST分析を実践する際には、業務部門の幹部をまじえて、各項目の中心的な要素を評価し、ビジネスのゴールやニーズに照らして特に重要度が高い要素を特定する。分析の中で、業務部門の幹部とブレーンストーミングを行い、それぞれのカテゴリーで考えられる要因、機会、脅威を洗い出す。

 モデルの適用の仕方は、企業の業種などによっても異なる。例えば、政府機関の案件を受託している企業では、政治的要因や法律的要因に特に着目することになるかもしれない。B2B企業では、社会的要因に大きく左右される場合があるかもしれない。テクノロジー企業では、例えばGDPRのように、プライバシーやデータ処理の透明性に関して国際的に適用される法規制について考える必要があるかもしれない。

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