TOPアプリ/OS > 自然言語処理について分かりやすく解説(上)

アプリ/OS

自然言語処理について分かりやすく解説(上)

2021/05/24

Terena Bell and Thor Olavsrud CIO

自然言語処理の考え方

 自然言語処理では、文を構成する単語やそれらの関係性をデータ化し、機械学習を通じて処理する。句や文といった単位のデータから、書籍の全文といった規模のデータまでを対象に、文法上の規則や実際の語法に基づく処理を行う。コンピューターは、こうした膨大なデータからパターンを導き出し、次に来る語句の推定などの処理を実現する。例えば機械翻訳の場合、「私は公園に行く」のフランス語訳が「Je vais au parc」だとしたら、「私はお店に行く」のフランス語訳も、出だしは「Je vais au」だと当たりをつけ、「お店」にあたる単語をその後ろに付ければよいと判断する。

自然言語処理の用途

 自然言語処理の用途として強力なのは機械翻訳だが、検索も自然言語処理が大きく活用されている。GoogleやBingのような検索エンジンで検索を実行するのは、そのつど検索システムにデータを与えているのと同じことになり、その検索結果をクリックするのは、見つけた結果に対するフィードバックとなる。

 また、Slackなどのツールで使えるチャットボットや、SiriやAlexaのような音声アシスタントも、自然言語処理の技術が基盤にある。ユーザーが入力した文や音声で発した指示の内容を理解し、反応してくれるのは、自然言語処理のおかげだ。

翻訳:内山卓則=ニューズフロント

↑ページ先頭へ