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AIの活用、ペプシボトラーとドローンベンチャーの事例(上)

2021/06/14

Bob Violino InfoWorld

 AIや機械学習の活用に前向きな企業は多い。販売パートナーや顧客のエクスペリエンス強化を目的とした例も多く、ブランドロイヤルティの向上、売上の拡大、市場シェアの獲得など、さまざまな効果を見込んでいる。ここでは、2社のAI活用の事例を見ていく。

G&J Pepsi-Cola Bottlers:店舗に必要な商品を予測

Credit: Thinkstock / Margarita Lyr / Getty Images
Credit: Thinkstock / Margarita Lyr / Getty Images

 Pepsiなどの清涼飲料水の製造と流通を手がける米G&J Pepsi-Cola Bottlers(G&J Pepsi)は、パートナーである米Microsoftのクラウドサービス「Azure Machine Learning(Azure ML)」を利用して、AIや機械学習を活用する取り組みを進めている。

 取り組みを始めたきっかけは、2019年に同社の経営陣からデジタル技術部門に寄せられた要望にある。商品の注文数を自動で予測できる機能や、陳列棚を最適化できる機能を実現したいという要望だ。「多種多様な商品、ブランド、SKUを扱う中で、顧客への対応に膨大な人手がかかっていたためだ」と、同社でデジタル技術とビジネストランスフォーメーション担当のバイスプレジデントを務めるBrian Balzer氏は言う。

 同社のSKUは250を超え、納入先の販売店の大半は、取り扱い商品の多くを在庫として持っている。経営陣は、発注の仕組みを自動化して、プロセスをスピードアップし、成果を高めたいと考えた。

 Balzer氏によると、同社の発注担当者は、一つひとつの店舗や、消費者の購買行動、営業活動、プロモーション、競合他社の戦術、天候の変化など、さまざまな要素を細かく把握する必要がある。「すべてを人手で行い、一人ひとりの経験を頼りにしている。これらすべてをうまく処理できる者もいるが、時間がかかるし、属人性が非常に高い」

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