TOPCloud > 遠隔地の現場にエッジ装置を導入、シェールガス大手の事例(上)...

Cloud

遠隔地の現場にエッジ装置を導入、シェールガス大手の事例(上)

2021/06/21

Maria Korolov Network World

 エッジコンピューティングは、通信量の抑制、遅延の軽減、コストの削減といったメリットが見込める一方で、導入や管理の負担が懸念材料になり得る。オンプレミスのデータセンターでも管理は大変なのに、現場への機器の導入や管理が果たしてスムーズに行くかどうかという懸念だ。

Credit: Thinkstock

 遠隔地の現場にコンピューティングを導入する難しさをよく知る事業体としては、エネルギー業界の企業が挙げられる。米シェールガス大手Devon Energyもその1つだ。同社のデータサイエンス担当シニアアドバイザー、Dingzhou Cao氏は、「採掘現場は必ずへんぴな場所にある」と話す。

 こうした現場で得られるデータは、状況把握のために欠かせないものの、大量のデータを中央のデータセンターに絶えず送って処理するのは、必ずしも現実的ではない。「インターネット接続は常に不安定だ。利用できない時間が10%はある」

 モニタリングのためだけであれば、90%という可用率でも許容できるが、現場にリアルタイムで反応を返すとなると厳しい。同社は、採掘とオペレーションの効率化や、機械学習を活用した自動化を目指しており、現場のスタッフがデータ分析の結果を直ちに取得できるようでなければならない。

 「クラウド頼みだと、接続が失われた時に、現場で分析結果を得られない。すべてをエッジに移せば、仮にネットがつながらない時でも、状況を把握し、判断を下せる。これを実現したいと考えた」

↑ページ先頭へ