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遠隔地の現場にエッジ装置を導入、シェールガス大手の事例(上)

2021/06/21

Maria Korolov Network World

 だがそれには、本社から遠く離れた現場に、いわば小規模なデータセンターを設置する必要があり、必ずしも簡単ではない。

 同社がまず懸念していたのは、スキルの不足だった。「採掘現場のスタッフは、コンピューターやITの専門家ではない。システムのセットアップを任せるのは難しいので、できるだけ単純な方がよい」

導入と管理のしやすさを優先

 そこでDevon Energyが選んだのは、米Hivecellの「エッジ・アズ・ア・サービス」ソリューションだった。鮮やかな黄色のボディを持つ超小型のサーバー装置をエッジに設置し、その構成や管理をクラウドベースのプラットフォームで行える。このサーバー装置は、積み重ね可能なモジュール型となっており、複数台の装置を組み合わせた処理能力の増強や冗長化を簡単に実現できる。

 装置を積み重ねる時に、ケーブルでの相互接続は必要ない。同社が特許を持つ「Baranovsky」コネクターというマグネット式の接続機構を通じて、データや電力の伝送が行われる。装置一式で必要なケーブルは、電源とイーサネットの2本のみ。積み重ね可能な装置の台数にも制限はない。

 装置の重さは1台あたり約1.36kg。64ビットのARMプロセッサ搭載で、6コアCPUのクロック数は2.4GHz、GPUはCUDA 256コア。メモリーは8Gバイト、ストレージはSSDで500Gバイト。ネットワーク接続は、外部ネットワークと接続するためのギガビットイーサネットに加え、装置間の接続のためのギガビットイーサネットチャネルが2つあり、有線接続が一時的に切断した時のためのWi-Fiも備えている。さらに、停電時のための予備バッテリーもあり、25~60分の処理に対応できる(ワークロードにより時間は異なる)。

翻訳:内山卓則=ニューズフロント

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