TOP > Cloud > 遠隔地の現場にエッジ装置を導入、シェールガス大手の事例(下)...
関連カテゴリー: Network
遠隔地の現場にエッジ装置を導入、シェールガス大手の事例(下)
2021/06/25
エッジコンピューティングは、通信量の抑制、遅延の軽減、コストの削減といったメリットが見込める一方で、導入や管理の負担が懸念材料になり得る。オンプレミスのデータセンターでも管理は大変なのに、現場への機器の導入や管理が果たしてスムーズに行くかどうかという懸念だ。
(前回から続く)

データ収集のフェーズは6月末まで続く予定だという。「機械学習モデルを構築するプロセスにも入っているが、実稼働が可能な段階には達していない。年内には現場での稼働を始める計画だ」
その頃には、現場のエンジニアがリアルタイム分析を意思決定に生かしたり、Hivecellの装置で集約したデータをLTEや衛星回線経由で本社に送ったりといった対応が始まる。
構築した機械学習モデルをクラウドからエッジのHivecell装置にデプロイするのも簡単にできそうだとCao氏は考えている。「将来的には、ボタン1つでモデルをHivecellに同期できるようになる」