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オンプレミスのExchangeからExchange Onlineへの移行で注意すべき点は(上)

2021/07/05

Jonathan Hassell Computerworld

差分移行を活用する

 可能であれば、一括処理のカットオーバー移行ではなく、差分移行を利用することで、時間的な切迫感を和らげられる。差分移行では、オンプレミスへのメールの配信を続けながら、何度かに分けて段階的に移行を実施する。例えば、最初は5月1日以前の項目を移動し、次は数日後に5月1日から4日までの差分を移行するといったように、メールボックス全体が最新の状態になるまで段階的に移行を繰り返す。

 この方法なら、移行のたびに処理の規模が小さくなる。通常は、最後の差分移行を週末に数分の作業で完了させて、MXレコードの設定をExchange Onlineに切り替えられる。メールボックスがまったく同じ状態になるまでは、これまでのデータが入っているメールボックスを使うことから、過去のデータが見つからないという状況も回避できる。

Exchange Onlineを信頼済みのサービスと認識できるよう、侵入検知システムやファイアウオールを忘れず設定する

 この設定を忘れると、サービス拒否(DoS)攻撃が進行中だと侵入検知システム(IDS)が誤って認識して、移行が中断される場合がある。幸い、Microsoft 365/Office 365のサービスが使用するIPアドレスは、同社のサイトで最新の情報が随時公開されている。トラフィックを信頼するようファイアウオールなどを設定する場合には、この情報が使える。

翻訳:内山卓則=ニューズフロント

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