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WebAssemblyに関連するプロジェクト11選(後)

2021/07/21

Paul Krill InfoWorld

 ブラウザー上で動くWebアプリケーションは、OS上でネイティブに動くデスクトップアプリケーションに比べると、以前は速度やレスポンスの面で引けを取っていた。これを解消することを目指して開発された技術が「WebAssembly」である。

前回から続く)

Forest

Credit: Robert Shunev

 WebAssemblyに直接コンパイルされる関数型言語。開発者のNick Johnstone氏によると、Forestで目指しているのは、複合的でインタラクティブなWebアプリケーションを簡単に開発できる言語でありながら、従来の手法のようなオーバーヘッドをなくすことだという。

 現在のForestは、プレアルファの実験的な段階との説明がある。言語の特徴や機能としては、静的型付け、パターンマッチング、イミュータブルなデータ構造、複数のシンタックスへの対応、コードの自動整形などを挙げている。開発中の最初のシンタックスはElmとHaskellに着想を得ている。

 また、Forestの設計原則としては、コラボレーションをしやすくすること、テストの負担をできる限り抑えること、構造とセマンティクスは共通化しつつシンタックスは多様性を認めることなどを挙げている。実行速度については、複雑なゲームの開発にも耐えられる水準を目指すとのことで、一般的なWebアプリケーションであれば超高速だとしている。

 ForestはGitHubからダウンロードできる。

Grain

 WebAssemblyに直接コンパイルされる言語。コンパイルにはBinaryenを使う。アカデミックな関数型言語の優れた機能を21世紀にもたらすとうたい、実行時の型エラーを排除している点や、関数型を基盤としつつさまざまなスタイルに柔軟に対応できる点が特徴だとしている。Grainのツールチェーン(CLI、コンパイラ、ランタイム、標準ライブラリ)を1つにまとめたバイナリは、Linux用、macOS用、Windows用が提供されている。

 詳しい情報はGrainのサイトで確認できる。

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