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iPaaSの基礎知識、使用例や主要ベンダーを解説(中)

2021/08/04

Peter Wayner CIO

 iPaaS(integration Platform as a Service)は、クラウドベースのサービスの種類の1つ。企業が利用する複数のサービス、システム、アプリケーションを簡単に連携して、プロセスの自動化やデータフローの円滑化を実現できる。iPaaSでは、例えば顧客情報を保存するデータベース、住所を地理座標に変換するAPI、カード決済を処理する外部サービスなど、多種多様なシステムやサービスを連携でき、ユーザーの利便性を高められる。

前回から続く)

iPaaSの使用例

Credit: The Digital Artist

 iPaaSは、一般的なエンタープライズソフトウエアスタックのあらゆるレベルで利用できる。対象となる処理は、支社内でのワークフローの統合といったように比較的小規模な場合もあれば、複数の支社、地域、部門にわたるデータの収集と連携のように、比較的大規模な場合もある。次のような使用例が考えられる。

  • 企業買収や事業統合後の対応。合併前の2社のそれぞれの注文を、共通のレポートツールに同期する。経営陣は、両社の統合を実現しつつ、それぞれの業績も把握できる。
  • 工場間での生産効率の比較。各工場で稼働に使われている各種システムから得た情報を収集し、グラフィカルなダッシュボードで確認する。
  • 多国籍ベンダーの海外売上の把握。国内と国外の両方から会計情報を収集し、現在の為替レートを使って調整する。
  • 営業チームの把握。初期の問い合わせの追跡と、最終的な成約との照合を連携する。

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