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特定業種向けのAI技術を手がけるスタートアップ5選(後)

2021/08/05

Ian Pointer InfoWorld

 今回の記事では、さまざまな業界でAIの活用を目指しているスタートアップ企業5社を見ていく。画像、テキスト、音声、動画、カテゴリーデータ、表データの処理や、これらを組み合わせたさまざまな手法を応用して、業界内の課題の解決を目指している企業だ。

前回から続く)

Landing AI

Credit: Sdecoret / Getty Images
Credit: Sdecoret / Getty Images

 米Landing AIを創業したAndrew Ng氏は、米GoogleのAI研究チームGoogle Brainの設立者の1人で、中国Baiduのデータサイエンスの責任者を務めていた人物でもある。Landing AIは、AIのパワーがまだ十分に生かされていない領域で威力を発揮することを目指している。最初のプロダクトである「LandingLens」は、メーカー企業が自社の技能とLanding AIの技術を組み合わせて外観検査を継続的に強化できる統合プラットフォームだ。Landing AIは、製造業以外にも、農業や自動車といった業種の外観検査システムにも取り組んでいる。

 Landing AIのアプローチで興味深い点の1つは、ユーザーのデータをソリューションの中心に据えていることだ。入力データの処理は、データサイエンティストの仕事でも特に地味な部分であることが多い。ここ数年は自己教師あり学習のソリューションが大きく前進したが、アプリケーションを最も大きく左右するのは入力データだ。いかに素晴らしいモデルがあっても、ゴミを入れたらゴミが出てくる。そこでLanding AIが照準を合わせているのは、効率的で使いやすいラベリングシステムや、データの継続的な収集、モデルの再トレーニングや検証の容易さだ。また、例えばカメラの色チャネルが失われた時など、推論に急に偏りが生じた場合への早急な対応もある。

Sentinel

 実在する人物にそっくりの偽動画や偽音声をAIで生成するディープフェイクは、見破りの手段が早急に必要になりそうだ。まだ日常茶飯事というほどではないものの、費用や知識の面で、ディープフェイク生成のハードルは日を追うごとに低くなっている。数カ月前、俳優のTom Cruise氏に驚くほどそっくりのディープフェイク動画がTikTokに投稿され、話題を呼んだ。今後は、もっとそっくりな偽物が、次々と登場してきそうだ。

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