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ノートPCのバッテリー状況をWindowsの標準機能で確認する方法(下)
2021/08/27
ノートパソコンのバッテリーの駆動時間や寿命は、はっきり分からないことも多い。こうした値が増減する要因はいくつもあるし、例えばパソコンの買い替え時を知るために、バッテリーの劣化の度合いを調べようとしても、唯一の正解にはなかなかたどり着けない。
(前回から続く)
実際の駆動時間を測定する方法

上で紹介した「Battery life estimates」セクションの数字は、大まかな駆動時間を素早く知るには便利だが、正確な数字を確認したければ、もっと詳しく調べる必要がある。
そこで役立つのが「Battery usage」セクションだ。ここには、過去3日間のバッテリーの実際の使用状況が表示される。とはいえ、ここに断片的な数字しか出ていない場合は、それを組み合わせて駆動時間を正しく割り出すのは難しい。
実際の駆動時間を正確に記録するには、バッテリーの全容量を1回の使用で強制的に使い切る必要がある。ノートパソコンを普通に使う中でバッテリーを使い切ることも可能だが、動画、スクリプト、ベンチマークなど、無人で動かし続けられるプログラムを使う方が簡単だ。例えば、次のような方法が考えられる。
- 10時間以上のYouTube動画を再生し続ける。
- オンラインベンチマークツール「Basemark Web 3.0」を使う。設定を開き、バッテリーモードをオンにしておけば、ベンチマークを無限ループで実行できる。
- Webブラウザーの操作自動化ツール「iMacros」で独自のマクロを作成し、ループ機能を使って、バッテリーが空になるまで反復させる。
- 「Macro Recorder」のようなデスクトップ操作自動化ツールを使って、無限に繰り返すループを作成する。