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サイトの価値の最大化を支える情報アーキテクチャー(中)

2021/09/08

Maria Korolov CIO

 優れた情報アーキテクチャー設計がユーザーにもたらす効果は、目的の情報を見つけやすくなることだけではない。本人さえ関心や必要性を認識していない対象との出会いや発見にもつながる。例えば、Webサイトでオレンジを検索したユーザーに、ほかにも好きそうなフルーツを勧めたり、ジューサーを勧めたりできるかもしれない。

 情報アーキテクチャー設計が優れていれば、ユーザーは目的の対象にたどり着けるだけでなく、選択のために必要となる追加的なコンテキストや情報も得られる。例えば、栄養価の情報やレビューなどだ。

 優れた情報アーキテクチャー設計なら、ユーザーがサイト上で以前出会った対象物を再び見つけるのも簡単だ。

データアーキテクチャーと情報アーキテクチャーの違い

 企業によっては、データアーキテクチャーと情報アーキテクチャーという両方の言葉を同じ意味で使っている場合もあるが、一般には、データアーキテクチャーと言った時には、データマネジメントの技術的側面に主眼があるとVasudeven氏は説明する。生データやデータソースの扱いのほか、データライフサイクルマネジメント、必要なインフラなどへの対処だ。

 一方、情報アーキテクチャーは、データの目的や実用性に主眼がある。このため、情報アーキテクトは、ビジネスアナリストやUXデザイン出身の人も多いとVasudeven氏は言う。サイトマップ、ツリー構造、グラフィックデザインを使ってデータを視覚的に提示する方法への理解は、情報アーキテクチャーの重要な要素の1つだ。

翻訳:内山卓則=ニューズフロント

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