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サイトの価値の最大化を支える情報アーキテクチャー(下)
2021/09/10
情報アーキテクチャーとは、コンテンツやデータの構造化、組織化、分類を効果的かつ実用的に行うための技法である。主にWebサイトやアプリケーションでの情報の扱い方を対象にしている。
(前回から続く)
情報アーキテクチャーの8原則

情報アーキテクチャーには、公式の規則や知識体系はないが、専門家が作成した一般的な指針はいくつかある。例えば、米デザイン企業EightShapesの共同創業者で情報アーキテクトのDan Brown氏が作成した情報アーキテクチャーの8原則は、よく引き合いに出される。
1. オブジェクトの原則:コンテンツを生き物として扱い、ライフサイクル、挙動、属性を持つものと捉える。
2. 選択肢の原則:ユーザーにとって有意義な選択肢を提示するページを作成し、特定のタスクに当てはまる選択肢のみに範囲を絞る。
3. 開示の原則:必要十分な情報のみを提示し、そこから掘り下げた時にどのような種類の情報を得られるかが分かるようにする。
4. 代表例の原則:カテゴリーの内容が伝わるよう、コンテンツの例を示す。
5. 正面玄関の原則:Webサイトの訪問者の半数以上は、トップページ以外のページからやって来るものと考える。
6. 複数分類の原則:サイトのコンテンツを閲覧する方法として、複数の分類の枠組みを提示する。
7. 的を絞ったナビゲーションの原則:ナビゲーションの枠組みの中で、種類の違うものを混ぜ合わせないようにする。
8. 拡大の原則:明日になれば、コンテンツの量が今日の何倍にもなっているものと想定する。