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急成長のタスク管理アプリ「Trello」、人気の理由は(後)

2021/09/24

Matthew Finnegan Computerworld

 「Trello」は、チームのコラボレーション作業でのタスク管理を支援するワークマネジメントアプリである。プロジェクトの状況の確認、進行中のタスクの把握、担当者への作業の割り当て、完了までにたどった行程の記録などに対応する。2017年に豪Atlassianに買収され、現在は同社の傘下にある。

前回から続く)

他社製品との競合

Credit: Trello
Credit: Trello

 ワークマネジメントツールへのニーズは、コロナ前から大きくなっていた。その後、在宅勤務やハイブリッドワークの導入が広がり、チームのメンバーが各地に分散するようになったことで、タスク管理ツールの必要性はますます高まった。

 実際、米Gartnerの予測によると、ソーシャル/コラボレーションプラットフォームの世界市場は、2021年の売上高が前年比17%増の約45億ドルとなる見通しだ。ワークマネジメントプラットフォームの売上高が特に大きく寄与している。

 この分野は競争が激しい。Trello以外にもさまざまなベンダーが登場し、ニーズの獲得を目指している。この1年は、例えばAsanaとMondayの両社が株式上場を果たし、時価総額はそれぞれ40億ドルと75億ドルになった。また、企業買収の動きも見られ、例えばWorkfrontは米Adobeが15億ドルで、Wrikeは米Citrix Systemsが22億5000万ドルで、それぞれ買収した。

 米Microsoftも、Microsoft 365で利用できるタスク管理ツール「Planner」を提供している。

 こうしたツールの多くは、Trelloで広まったのと同じように、カンバン方式にならったTo-Doリストを基本としており、Trelloのボード、リスト、カードと同様のレイアウトや表示モードを備えている。自動化機能や連携機能を組み込んだツールも多い。

 その他にライバルとなるジャンルには、スプレッドシート風の見た目を持つプロジェクト管理ツールもある。例えば、多額の資金調達に成功してきたSmartsheetやAirtableといったスタンドアロンツール、Microsoft Listsや米GoogleのTablesといったプロダクトがある。

 Trelloは、使いやすさを武器として、大きな市場シェアを長年獲得してきた。登録ユーザー数は、2019年10月に5000万人を超えたとの発表があった。Atlassianによると、現在のユーザー数はそこからさらに増えており、同社のJiraなどのアプリケーションと連携できることも効果を発揮している。

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