TOPSoftware > 急成長のタスク管理アプリ「Trello」、人気の理由は(後)...

Software

急成長のタスク管理アプリ「Trello」、人気の理由は(後)

2021/09/24

Matthew Finnegan Computerworld

 「Trelloは、使いやすさと柔軟性を兼ね備え、機能も強力だ。多種多様なユースケースで威力を発揮する」とCastanon氏は話す。

 さらに、コロナ禍のロックダウン中に勢いを得たことが示すように、さまざまな場所で仕事にあたるチームメンバーのコラボレーションを支えるうえで、Trelloは本質的に適していると同氏は言う。

 「全体として見れば、Trelloは他社の同様のツールより抜きんでている。しかし、似たようなジャンルで毛色が多少異なるツールとの競争も激しくなってきている。今後はそちらが主戦場になるかもしれない」

今後の進化は

 Trelloは今年、登場から10周年を迎える。この2月には、機能や外観の大幅な刷新を発表した。

 この刷新で加わった変更の1つが、ボードの情報の表示や操作のための新たなビューの追加だ。テーブルビュー、タイムラインビュー、ダッシュボードビュー、カレンダービューが加わった。

 今後は、それぞれのビューでボード間のカード移動が可能になる。現在テーブルビューで使えるのと同様の機能だ。また、サードパーティーの開発者が、これらの新しいビューと連携するアプリやサービスを開発することもできるようになる。

 今回の刷新では、カードの種類にも変更があり、リンクカード、ボードカード、ミラーカードが新たに加わった。リンクカードでは、カードのタイトルにURLを貼り付けるだけで、DropboxやGoogle Driveなどの外部アプリと接続でき、コンテンツをプレビュー表示できる。

 「Trelloはいくつかの面でライバルの先を行く」とCastanon氏は言う。

 とはいえ、現在Trelloが直面している競争は、これまでよりも熾烈だ。ワークマネジメントアプリの要素の一部が、既存のプロダクティビティツールに取り入れられてきていることも、大きな要因の1つだ。例えば、Microsoft 365に加わったFluidコンポーネントや、Google Workspaceに加わったSmart Canvasのように、簡単なタスク管理機能を各種ドキュメントの中で直接利用できるようになりつつある。

 「MicrosoftやGoogleが取り入れた新機能が示すように、プロダクティビティツールのロードマップにワークマネジメントの機能が次第に組み込まれつつあり、Trelloは激しい競争に直面している」とCastanon氏は述べている。

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

↑ページ先頭へ