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コミュニケーションから感情を読み取るセンチメント分析とは(中)

2021/10/06

Maria Korolov CIO

 センチメント分析は、自然言語処理、統計的学習、機械学習などの技術を用いて、コミュニケーションから感情を割り出す手法を指す。

前回から続く)

センチメント分析を実現するための技術

Credit: kentoh / Getty Images
Credit: kentoh / Getty Images

 基本的なレベルのセンチメント分析では、教師あり学習や半教師あり学習のアルゴリズムを基盤とした統計的学習や機械学習を用いる。教師あり学習では、Hedonometerの例と似たような形で、人間がラベル付けしたデータセットを基に学習を行う。半教師あり学習では、教師あり学習と教師なし学習を適宜組み合わせた手法を用いる。

 ディープラーニングを用いたセンチメント分析の手法もある。ディープラーニングでは、人間の脳の仕組みを模した多層構造のニューラルネットワークを用いる。こうした手法を用いた高度なセンチメント分析では、文全体や会話全体といったレベルにまで対象を広げて感情を判断したり、音声や動画を分析したりできる。

 センチメント分析の機能やサービスは、大手クラウド事業者各社のほか、カスタマーサポートやマーケティングのプラットフォームの主要ベンダーが手がけている。また対話AIのベンダーもセンチメント分析の機能を取り入れているとSutherland氏は言う。

 センチメント分析の導入に関心がある企業は、まずは自社が導入済みのツールやプラットフォームの機能を見直してみるとよい。そう話すのは、米調査会社Forrester Researchのバイスプレジデントで主席アナリストのBoris Evelson氏だ。例えば、アンケート用のツールや、顧客フィードバックの管理プラットフォームに、センチメント分析の基本的な機能や高度な機能が備わっている場合があると同氏は言う。

 そのほか、米IBMの「Watson Discovery」や英Micro Focusの「IDOL」など、汎用的な分析プラットフォームにも、センチメント分析の機能を持つものがある。

 Evelson氏は言う。「当社の顧客企業には、こうしたプラットフォームを検討してみるよう勧めている。通常、企業がセンチメント分析を必要とするのは、文書の取り込みとマイニングや、顧客体験のプロセスの一環だ」

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