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ITベンダーとの交渉術、7つのポイント(下)

2021/11/12

John Edwards CIO

 最高情報責任者(CIO)をはじめとするITリーダーにとって、ベンダーとの交渉術は幹部として絶対不可欠なスキルだ。しかし、双方が納得できる対等な条件で契約を結ぶことは簡単ではない。

前回から続く)

5. 落とし穴がないか探る

Credit: PeopleImages / Getty Images
Credit: PeopleImages / Getty Images

 あまり実績のない新顔のベンダーとの契約を考えている時には、その企業について主な事実関係をきちんと調べたうえで契約を結ぶことが重要だ。米法律事務所Culhane MeadowsのパートナーでIT契約に詳しいReiko Feaver氏は、調査すべき項目として、先方の財務状況、賠償責任保険への加入状況、外部委託先の情報を挙げる。

 また同氏は、次の3つの点について実態を探るよう勧める。(1)その企業自体はペーパーカンパニーで、実体は海外にあるのではないか。(2)賠償責任保険に加入しているのは、その企業自体ではなく親会社ではないか(ただし、契約当事者を明確にカバーする保険であれば問題なし)。(3)その企業自体の従業員が事業を担っているのか、それとも外注先に委託しているのか。その場合、委託先はどこにある企業か。

 こうした調査の結果、警戒すべき点が見つかった場合には、別のベンダーを検討する方が無難だ。

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