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コロナ禍でのワークライフバランス、CIOたちの試行錯誤(後)

2021/11/25

Doug Drinkwater CIO

 仕事と生活の調和を図るワークライフバランスの考え方は、働き手にも会社にも等しく恩恵をもたらす。ワークライフバランスを整えることは、健康増進、生産性向上、離職防止といった面でプラスに働き、燃え尽きの予防になる。しかし現在は、プライベートと仕事とのバランスをうまく取ることが、ますます難しくなっているように感じられる。

前回から続く)

優先順位の重要性

Credit: Metamorworks / Getty Images
Credit: Metamorworks / Getty Images

 ワークライフバランスを達成するために必要なこととして各氏が挙げるのは、仕事を人に任せること、優先順位を付けること、区切りを明確に定めること、休息を取ることだ。さらに、自分が何を達成したいのかをはっきりさせておくことも重要だとカムデン・ロンドン特別区のKhan氏は言う。

 「メールの受信箱は『他人に支配されているTo Doリスト』だと人から言われたことがある。長期的に変わらない戦略的な優先項目を明確に打ち立て、それに沿って1日を計画することが大切だ。我々が手にしているリソースの中でも、時間と集中力には特に価値がある。これらを賢く投資することが重要だ」

 英エセックス大学で最高デジタルトランスフォーメーション責任者(CDTO)を務めるJot Sehmbi氏は、まさにそれを実現したいと考えた。毎日の習慣を定めたり、時間を事前に確保しておいたりといった策に加えて、仕事と関係ない分野で新たな趣味を始めることにした。

 「趣味リストに記載した項目のいくつかは既に実現した。定期的に活動しているクラブに入ってピアノやチェスを再開するといったものだ。自分が行かないと会が成り立たないような活動の予定があることはプラスになる」

 英The Gym GroupのCIO、Jasper McIntosh氏は、バランスを取るうえでのポイントとして、夕方仕事を終える時間を決めること、日中にデスクから離れる時間を確保しておくこと、チームメンバーとの雑談の時間を作ることを挙げる。

 「修羅場になると、12時間にわたって仕事絡みの話しかしない日もあり、右脳を使っていなかった」

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