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暗号技術の基礎(上)

2021/12/13

Matthew Tyson InfoWorld

 現代の生活で、暗号技術はますます重要な存在になっている。アプリにログインする時も、メールを送信する時も、その基盤にあるインフラでは、高度な暗号技術が使われている。その技術の多くは、1970年代のブレークスルーで生まれ、今日まで受け継がれている。

Credit: Thinkstock
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 専門的なソフトウエア開発者やプログラマーだけでなく、プログラミングに縁がない一般ユーザーにとっても、暗号技術の基本的な仕組みを理解しておくことはプラスになる。暗号通貨が投資の対象にもなる時代とあればなおさらだ。

 現代人は、意識するとしないとにかかわらず、日々の暮らしの中で、暗号技術のお世話になっている。

暗号技術とは

 暗号技術とは、通信の安全性を確保するための手法である。具体的に使われる技術はさまざまだが、簡単に言えば、悪質な第三者がデータの閲覧や改ざんを行えないようにするためのプロトコルを実装している。

 暗号技術の基本要素としては、次の4つが挙げられる。

1. 機密性:意図した当事者以外にはデータが開示されないこと
2. 完全性:データの改ざんや破損が生じないこと
3. 認証:当事者同士が互いの身元を確実に検証できること
4. 否認防止:通信の事実を証明でき、後で当事者が否定できないこと

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