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マスターデータ管理の講座と資格10選(前)
2022/01/05
データと分析は、現代の企業の生命線だ。質の高いデータ資産を利用できるかどうかが、ますます重要になっている。データの一貫性、正確性、統制に万全を期すために、マスターデータ管理(MDM)は欠かせない。

マスターデータとは、ビジネスのエンティティやオブジェクト(顧客、従業員、取引先、製品、コストセンターなど)に関するデータのことで、マスターデータ管理とは、それを適切に扱うための方法論、プロセス、テクノロジーを表す。
CRM(顧客関係管理)、SCM(サプライチェーン管理)、コンプライアンスは、いずれも高品質なデータを一元化することが基盤となり、マスターデータ管理が重要な意味を持つ。「信頼できる唯一の情報源」を確立して、あらゆるマスターデータを適切に処理し、データの整合性を確保する必要がある。
そんなマスターデータ管理に携わるうえで、自らのスキルを売りにしたければ、講座の受講や資格の取得に励むのも手だ。教育機関、業界団体、ベンダーなどが定めた基準に照らして、自分の知識や技能が所定の水準に達していることを、会社に対して証明できる。
この記事では、マスターデータ管理に関する講座や資格として、以下の10種類を紹介する。
- The Art of Service:Master Data Management Certification Course
- DAMA:Certified Data Management Professional(CDMP)
- ICCP:Data Governance and Stewardship Professional(DGSP)
- インディアナ大学:Enterprise Data Management
- eLearningCurve:Certified Information Management Professional(CIMP)Master Data Management
- eLearningCurve:CIMP Ex Master Data Management
- Informatica:Master Data Management 10 Administrator, Professional Certification
- Informatica:Informatica Master Data Management 10.3 Developer, Professional Certification
- ヴィラノヴァ大学:Mastering Data Management and Technology
- SAP:SAP Certified Application Associate - Master Data Governance
The Art of Service:Master Data Management Certification Course
豪The Art of Serviceの講座と資格。オンライン講座、PDF形式のテキスト、資格試験が1つになっている。オンライン講座は、マスターデータ管理の入門編として、マスターデータ管理のツール、手法、戦略、プロセスなどを解説したもので、90日間(または180日間)アクセスできる。試験では、個別の手法、モデル、ツールについての知識などが問われる。効果的なデータ管理戦略を導入してオペレーションコストを削減したいと考えている企業に適した資格だ。
- 運営元:The Art of Service
- 料金:59.95ドル(90日)、95.00ドル(180日)
- 関連情報:運営元は、合格のためには最低18時間は学習するよう勧めている。