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IaC:コードとしてのインフラとは(後)

2022/01/13

Scott Carey InfoWorld

IaCのツール

 IaCの実現に必要なツール群は、2種類に大別できる。1つは構成のオーケストレーション、もう1つは構成管理だ。

 主なオーケストレーションツールには、AWS CloudFormation、Google Cloud Deployment Manager、HashiCorp Terraform、Microsoft Azure Resource Manager、Pulumiなどがある。いずれも、インフラのデプロイをさまざま形で自動化できる。

 構成管理ツールとしては、Ansible、Chef、Puppet、SaltStackなどのサードパーティー製ツールが引き続き広く使われており、仮想サーバー環境の構成、保存、自動構築を担っている。コンテナイメージにはDockerが広く使われている。

 こうしたツールの多くは、組み合わせて使うこともできる。Terraformなどのプロビジョニングツールを使ってインフラレイヤーを抽象化しつつ、構築したインフラの構成管理には、Ansible、Chef、Puppet、SaltStackなどのツールを用いる。

IaCの導入

 IaCの導入は、組織全体でクラウドとDevOpsのプラクティスに移行する中で行われることが多い。こうした移行は、全体としてハードルが高そうにも思えるが、ソフトウエアの構築と運用にモダンなアプローチを取り入れるうえで、IaCの導入は重要な鍵となる。

 「変更を加える時に、IaCの方がむしろ時間と手間が余分にかかる場合もある」とEtheredge氏は指摘する。「しかしこれは、急がば回れの状況だ。スクリプトを通じて変更を加えるように徹底していれば、障害やトラブルシューティングの時に、膨大な時間を節約できる。また、変更を加える時の安心感も大きい。事前にテスト環境で変更を試すことができるので、幸運を祈りながら本番環境をいきなり更新する必要がない。小規模な環境であっても、大きなメリットがある」

 また、Morris氏は次のように述べている。「インフラの自動化は、特に入門レベルの段階では手がかかる。しかし結果的には、最初のシステム構築も含めて、変更を扱いやすくなる」

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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