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サプライチェーンの制約でクラウド移行が加速(前)

2022/01/18

Maria Korolov Network World

 新型コロナウイルスまん延の影響によるハードウエアの供給不足をきっかけに、オンプレミスのワークロードをクラウドに移行する企業が見られる。メッセージング関連サービスを手がける米Interop Technologiesもその1社だ。

Credit: Vladimir Timofeev / Getty Images
Credit: Vladimir Timofeev / Getty Images

 Interop Technologiesは、3カ所でデータセンターを稼働し、顧客企業へのサービスの提供や、自社のバックオフィスシステムの運用に利用している。また、ハードウエアとソフトウエアを組み合わせたターンキーソリューションも手がけており、顧客企業がオンプレミスで稼働できる形で提供している。しかし、新型コロナに伴う部品不足で、特にサーバーやストレージなどの供給が減ったことから、同社のビジネスは大きく滞った。

 「調達の段階で、かなりの遅れを余儀なくされる。どれもこれも入荷待ちだ」と、Interopのインフラ担当ディレクター、Joshua Collazo氏は言う。

 コロナ前は商機をすぐにつかんでいた同社だが、そうはいかなくなった。目の前のニーズに合わせた調達はもはや不可能だ。

 年末などに供給が滞る季節的な停滞であれば、Interopもスケジュールの調整には慣れている。しかし現在は、同じような停滞が頻発している。

 大口の注文になるほど、影響は大きい。小規模なシステムで、必要なマシンが数台のみなら、場合によっては1カ月ほどで調達できるかもしれない。「しかし、20台、30台、50台となると半年待ちだ。ただでさえ実現に9カ月~1年半ほどかかるプロジェクトで、さらに半年が加わるとしたら、相当に厄介だ」

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