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Web3とは?脱中央集権の新たなWebか、単なるバズワードか(中)

2022/02/02

Scott Carey InfoWorld

 最近よく耳にする「Web3」とは、一体何なのだろうか。Web3財団(Web3 Foundation)が打ち出しているビジョンによると、データやコンテンツの情報をブロックチェーンに記録したり、トークン化したり、ピアツーピアの分散ネットワークを使って管理したりすることで、開かれたインターネットを実現するものだという。

前回から続く)

Credit: Getty Images
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 WiredのインタビューでWood氏は次のように述べている。「要するに、私個人が簡単に一連のサービスの提供者や共同提供者になれる。世界中の誰にも負けないほど簡単にだ」

 こうした概念を踏まえて、Web3財団は自らのミッションを、「脱中央集権的なWebソフトウエアプロトコルにふさわしい最先端のアプリケーションの発展を促す」ことだと定めている。またWeb3のあり方については、「脱中央集権的で公正なインターネットであり、ユーザーのデータ、ID、運命を、ユーザー本人がコントロールできる」としている。

 このような発想のもと、自律分散型組織(DAO:Decentralized Autonomous Organization)が必然的に生まれている。高度に民主的なインターネットコミュニティで、共通のゴールを持つが、支配構造はない。だが、ある人にとっては平等なWebと思えるものが、別の人から見れば、西部開拓時代のような無法地帯に思える可能性も当然ある。

 なお、現在言われているWeb3は、Tim Berners-Lee氏が1999年の時点で述べていたWeb 3.0とは根本的に異なる。同氏の言うWeb 3.0は、Webの情報を機械で読み取って処理することを主眼とする構想「セマンティックWeb」に関連している。こちらの構想も、おおむね実現には至っていない。

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