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Web3とは?脱中央集権の新たなWebか、単なるバズワードか(下)

2022/02/04

Scott Carey InfoWorld

 最近よく耳にする「Web3」とは、一体何なのだろうか。Web3財団(Web3 Foundation)が打ち出しているビジョンによると、データやコンテンツの情報をブロックチェーンに記録したり、トークン化したり、ピアツーピアの分散ネットワークを使って管理したりすることで、開かれたインターネットを実現するものだという。

前回から続く)

Credit: Urupong / Getty Images
Credit: Urupong / Getty Images

 スマートコントラクトの開発を始めるにあたっては、新しいプログラミング言語の習得が必要になる場合が多い。SolidityやVyperのほか、最近はRustの使用も増えている。そのうえで、例えばイーサリアム仮想マシンなど、スマートコントラクトの実行のメカニズムも理解する必要がある。

 また、ブロックチェーンに取引を記録する際の署名の仕組みについても理解する必要がある。このプロセスを扱うツールとしては、「MetaMask」が現段階での標準ツールとしての地位を確立しつつある。

 Kasireddy氏のブログ記事では、イーサリアムを基盤とするアプリケーションの開発に伴う負担やスケールの問題も取り上げている。すべてのデータをブロックチェーンに格納すると、たちまち負担が大きくなる。そこで、IPFS(Interplanetary File System)やSwarmなど、分散型のオフチェーンストレージソリューションが必要になると同氏は言う。

 今後、Web3に参入する開発者が増えて、開発環境回りが成熟していけば、スケールなどの問題も解消するかもしれない。Polygonのように、ブロックチェーンのスケールの問題に対処することを目指したプロジェクトもある。だが、黎明期の現時点では、Web3スタックを基盤とするアプリケーション開発は、苦労もありそうな印象だ。

 Kasireddy氏はブログ記事で次のように述べている。「構成要素の多さにめまいを覚えたとしても無理はない。一連のツールをつぎはぎで使うのは複雑で、開発者にとっては苦痛にもなる。だが心配はいらない。開発者のエクスペリエンスを大きく向上するフレームワークも登場し始めている」

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