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Googleのハイブリッド/マルチクラウド基盤Anthosとは(前)

2022/02/15

Maria Korolov Network World

 「Anthos」は、ハイブリッドクラウドおよびマルチクラウド環境のスムーズな構築と運用を実現するための米Googleのプラットフォーム。2019年4月に正式リリースとなった。Kubernetesを基盤とするワークロードを、Google Cloud Platform(GCP)やオンプレミスはもとより、米Amazon.comのAmazon Web Services(AWS)や米MicrosoftのAzureなど、競合大手のパブリッククラウドを含む複数の環境で稼働させ、全体を一元的に管理できる。

Credit: Thinkstock
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 GoogleのSundar Pichai最高経営責任者(CEO)は、2019年4月のイベント「Google Cloud Next」の中で、Anthosの根底にある狙いとして、「一度書けばどこでも動く」の実現を挙げた。ハイブリッドクラウドおよびマルチクラウド環境全体を連携して、コンテナベースのアプリケーションの開発、デプロイ、運用をシンプルに行えるよう、別々のクラウドアーキテクチャー同士をこのプラットフォームでつなぎ合わせるという考え方だ。

 肝心のマルチクラウド対応は、正式リリースまで多少時間がかかったものの、2020年4月にまずAWSへの正式対応を発表したのに続き、2021年12月にはAzureへの正式対応とAnthos Multi-Cloud APIのリリースも発表となって、ハイブリッド/マルチクラウド環境の真の相互運用性が実現された。

 Anthosでは、Kubernetesベースのすべてのワークロードを、単一のプラットフォームのもとで管理できる。独自性があり多種多様なクラウド技術のそれぞれについて、認定資格を取得した個別のエキスパートに頼るのではなく、1つのテクノロジーに的を絞って対応できる。

 また、ハイブリッド/マルチクラウド環境全体を通して、一貫性のある運用を実現できる。ワークロードが稼働する場所の違いを問わず、複数のインフラに向けて共通の構成を反映し、ワークロードや名前空間に応じたセキュリティポリシーを適用できる。クラスタのテレメトリーやログの情報は、単一のコンソールで把握できる。

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