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リモートワークが広がる中、米国での開発者の移住先は(上)

2022/02/28

Scott Carey InfoWorld

 働き方に対する人々の姿勢は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で大きく変化した。以前より柔軟な働き方を受け入れるようになり、職場との付き合い方も徐々に変わってきている。

Credit: Imaginima / Getty Images
Credit: Imaginima / Getty Images

 ソフトウエア開発者に関して言えば、統合開発環境(IDE)やSlackを問題なく使える程度のネット環境さえあれば、普通はどこでも仕事ができる。働く場所よりも、生活の質の方が重要になりつつある。

 以前であれば、米国の優秀なソフトウエアエンジニアが好条件の職に就くには、サンフランシスコ、シアトル、ニューヨークといった都市に移り住む必要があった。だが現在は、生活の質や潜在的収益力という面で、エンジニアが集まる新たな拠点として急速に存在感を高めている都市がいくつか見られる。

 テクノロジー人材の面接代行サービスを手がける米Karatのデータアナリスト、Patrick Wu氏は、昨年12月のブログ記事で次のように言及している。「企業各社がリモートワークやハイブリッドワークのモデルに移行する中、これまでの主要拠点とは別の都市で、候補者の成績が大きく上がってきた」

3大拠点から開発者が移住

 Karatのサービスでは、テクノロジー人材の採用面接や評価を、雇用主となる企業に代わってKaratが行う。Wu氏のブログ記事によると、米国でソフトウエアエンジニアリング関連の人材が集中している場所としては、サンフランシスコ、シアトル、ニューヨークという3大拠点が依然として強いものの、ピッツバーグ、ポートランド、アトランタなど、別の都市も人材が充実してきている。

 例えば、米決済システム大手StripeのPatrick Collison最高経営責任者(CEO)のツイートによると、Stripeの新規採用者(開発者以外も含む)のうちで、サンフランシスコ・ベイエリアやシアトルとは異なる場所に住む人の割合は、2019年第1四半期時点では39%だったのが、2021年第4四半期には74%まで伸びた。

 米Cloudflareも同様で、CEOのMatthew Prince氏のツイートによれば、ベイエリア以外からの採用者の割合は、2019年には48%だったが、現在は78%に増えた。2021年に同社は、サンフランシスコのオフィスの規模を縮小したという。

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