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ソフトウエア開発者の管理と評価、マイクロマネジメントを避ける7つのポイント(中)

2022/03/09

Isaac Sacolick InfoWorld

 筆者は最近、ソフトウエア開発者の生産性、品質、成果を測定する方法について、何度か相談を受けた。主に、上層部がハイブリッドワークのモデルを推進している企業からの相談だった。だが、優秀なソフトウエア開発者は、上司に一挙手一投足をチェックされるような管理手法には強く反発する。マイクロマネジメントの文化に嫌気が差して退職するケースも少なくない。人材の採用や維持に苦労しているテクノロジー企業は、この種の問題に直面している。

前回から続く)

スプリントやリリースのコミットメントを一貫して達成するよう求める

Credit: Kevin Ku
Credit: Kevin Ku

 スクラムはケイデンスやコミットメントの達成を通じて進んでいく。期限の達成は、チームの規律や標準との整合を測る基準の1つとなる。チームがすべてのスプリントですべてのコミットメントを完璧に達成することは求めないにせよ、リーダーとしては、複数のスプリントにわたって、期待値の幅を設定できる。

 所定の間隔(日ごと、週ごと、スプリント4回ごとなど)でリリースを行うチームの場合、スケジュール通りのリリースとなっているかどうかや、品質の基準を満たしているかどうかをレビューすることをお勧めする。リリース日を達成できても、障害やセキュリティーインシデントなど、本番環境で重大な事態が生じているとなれば、明らかに問題だ。

プロダクトオーナーやステークホルダーの満足度を把握する

 アジャイルソフトウエア開発宣言では、コアバリューの1つとして、「契約交渉よりも顧客との協調を」とうたっている。時間、スコープ、リソースという鉄の三角形に関して、アジャイル開発者に完璧を求めることはできないとしても、顧客満足度の指標を個別に把握することはできる。

 比較的大規模な開発組織の場合、アジャイル開発者やチームに対するフィードバックを把握する手段の1つとして、満足度調査がある。この調査では、例えば次のような点を尋ねる。

  • 問題点のブレーンストーミングやソリューションの文書化を行う時のコラボレーション
  • スコープの達成や成果物の満足度
  • フィーチャーの計画や見積もりを行う時のフィードバックの質

 重要なポイントは、顧客からのフィードバックを開発者やアジャイルチームに伝えることだ。顧客の観点から成果を振り返り、パフォーマンスを改善できるかが重要となる。

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