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サプライチェーン分析、3社の事例(上)

2022/03/14

Thor Olavsrud CIO

 昨年は、世界中のさまざまな業種の企業が、サプライチェーンの混乱のあおりを受けた。今年も、事態が収束する兆しはなかなか見えない。そこで、企業各社はアナリティクスの活用に力を入れ、サプライチェーンやオペレーションの状況を的確に把握して対処することを目指している。

Credit: Thinkstock
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 サプライチェーン分析では、資材調達、在庫管理、受注管理、倉庫管理、フルフィルメント、配送管理など、事業のオペレーションを扱うアプリケーションのデータを基に、サプライチェーンの各要素について把握する。こうした分析で得た情報は、目の前の状況を修正するために活用できるだけでなく、長期にわたる戦略的意思決定の基盤にもなる。

 ここからは、サプライチェーン分析を効果的に活用している企業3社の事例を見ていく。

UPS:輸送網の状況把握に予測分析を活用

 米貨物輸送大手UPSは、1日平均約2100万個もの荷物を配送している。従来は、輸送状況の推移を予測する際には、過去のデータと、専門のプランナーのノウハウを頼りにしていたが、現在は、独自のビジネスインテリジェンスプラットフォーム「Harmonized Enterprise Analytics Tool(HEAT)」を活用して、顧客、オペレーション、プランニングに関するデータの取り込みと分析を行っている。同社の輸送網で扱っている一つひとつの貨物の状況も、このプラットフォームからリアルタイムで把握できる。

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