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SASEに代わってGartnerが打ち出したSSEとは(上)

2022/03/28

Maria Korolov and Alex Korolov Network World

 米Gartnerが2019年に提唱したSASE(Secure Access Service Edge)は、セキュリティ機能とネットワーク機能を一体化してクラウドベースで提供するスケーラブルなプラットフォームを表す。新型コロナウイルスの感染拡大が始まって以降、SASEの導入は飛躍的に伸びた。在宅勤務が広がり、クラウドベースのアプリケーションやサービスの利用が増える中で、ニーズにうまくマッチしたからだ。

Credit: Pixabay
Credit: Pixabay

 だがここへ来て、Gartnerは新たな略語を打ち出してきた。SASEから「A」をなくした「SSE(Security Service Edge)」だ。同社はこの3月、SSEの主要ベンダーを評価したマジック・クアドラントを公開した。SASEの時はなかった対応だ。SSEのマジック・クアドラントのレポートは、当該ベンダーのサイトから入手できる(例えばこちらこちら)。

SASEとSSEの違い

 SASEは、主に5つの要素で構成される。CASB(Cloud Access Security Broker)、SWG(Secure Web Gateway)、ZTNA(Zero Trust Network Access)、SD-WAN(Software Defined Wide Area Network)、FWaaS(Firewall as a Service)だ。しかし、この5つをすべて提供しているベンダーはほとんどないし、これらを同じパッケージでまとめて導入しようと考える企業も少ない。

 そこで、CASB、SWG、ZTNAという3つの要素のみを、SSEとして提供する方が、特に短期的な視点では理にかなっていると専門家らは言う。

 GartnerがSSEというワードを打ち出したのは、昨年3月発行のレポート「2021 Strategic Roadmap for SASE Convergence」だった。今後数年で企業各社はSSEをさかんに取り入れるようになるとGartnerは見ている。エージェントベースのZTNAを導入する企業のうちで、単体型の製品ではなくSSEを選択する企業は、2021年の20%から、2025年には70%まで増えると同社は予測する。また、SSEに関連するセキュリティーサービスを導入する企業のうちで、単体型のCASB/SWG/ZTNA製品ではなく統合型のSSEソリューションを選択する企業は、2021年の15%から、2025年には80%まで増えるとしている。

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