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コロナで広がったハイブリッドワーク、働き方の男女差への影響は(前)

2022/03/29

Charlotte Trueman Computerworld

 今回の記事では、テクノロジー業界での女性の働き方について考えてみたい。柔軟な勤務体制やハイブリッドワークなど、仕事の場所と形態に関しては、現在は新たな展望が広がっている。しかし、この業界で働く女性にとって、働きやすさが以前より向上したとは必ずしも言い切れない。女性の前に立ちはだかる障壁のいくつかは、むしろ大きくなっていることが、各種の調査結果から見て取れる。

Credit: GaudiLab / Shutterstock
Credit: GaudiLab / Shutterstock

 新型コロナウイルスに関する企業の対応は3年目に入った。柔軟な働き方がニューノーマルとなる中、毎日の出勤、にぎやかなオフィス、給湯室での雑談といった光景が、過去の思い出になったままの人も多い。

 今回の記事では、テクノロジー業界での女性の働き方について考えてみたい。柔軟な勤務体制やハイブリッドワークなど、仕事の場所と形態に関しては、現在は新たな展望が広がっている。しかし、この業界で働く女性にとって、働きやすさが以前より向上したとは必ずしも言い切れない。女性の前に立ちはだかる障壁のいくつかは、むしろ大きくなっていることが、各種の調査結果から見て取れる。

女性の働き方の現状は

 世界の労働人口の約39%は女性である。米McKinseyが2020年7月に発表した調査結果によると、新型コロナの影響による女性の失職率は男性の1.8倍で、失職者のうち女性の割合は54%だった。McKinseyは、こうした男女差の理由の1つとして、家事・育児・介護などの無報酬の労働の負担が高まったことを挙げている。この種の労働は、依然として女性が担っている割合が圧倒的に多い。

 また、McKinseyが2021年3月に発表したレポートでは、コロナ禍で特に難しい事態に直面した女性のカテゴリーとして、ワーキングマザー、上級管理職の女性、黒人女性という3つを挙げている。とりわけ、10才未満の子供がいる女性は、退職を考えている率が、男性より10ポイント高かった。

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