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進化するデータセンターで新たな役割担う注目9職種とは(上)

2022/05/09

Tim Ferrill Network World

2. オペレーション担当ディレクター

 ITの仕事をしばらく経験すると分かるように、致命的な障害はめったに起こるものではないが、きちんと準備ができていないと、いざという時に回復不能な事態に陥る。オペレーション担当ディレクターはデータセンターをダウンタイムなしで設計どおりきちんと稼働させる役割を担い、パフォーマンスと信頼性の要件を満たす必要がある。こうした職種を以前から設けている企業も多いが、ワークロードの高密度化やコンテナベースのアプリケーションの定着といった動きの中で、その役割は変化を続けている。この職種の担当者はランタイムコストやハードウエアライフサイクルについての追跡や予測に関する役割を担う場合もある。24時間365日体制の職務としてマネジメントの立場に置かれていることも多い。

 この職種の担当者はパフォーマンスと信頼性の監視や高可用性戦略の確立、継続的運用といった面に精通している必要がある。こうした戦略の策定や変更管理ポリシーの遵守に対する経験が求められる。

3. アプリケーションプラットフォームエンジニア

 アプリケーションプラットフォームエンジニアにはコンテナ化したアプリケーションの特徴に関連する2つの役割がある。1つ目の重要な役割は、CI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)のプロセスで求められる短期間での反復を完全にサポートしたアプリケーションプラットフォームを実現すること。こうしたプラットフォームがあれば開発リソースを最適化し、顧客のニーズの変化を開発に素早く取り入れられる。もう1つの役割は、アプリケーションスタックの土台として欠かせないパフォーマンスとスケーラビリティについて最適化を図ることだ。

 アプリケーションプラットフォームエンジニアはコンテナをはじめ、CI/CD、クラスタ構成、シークレット管理、一時ストレージと永続ストレージ、オーケストレーションに関する概念など、モダンなDevOps環境のあらゆる要素を担う。したがって、DockerやKubernetes、Red Hat OpenShiftなどのコンテナプラットフォームに精通していることが欠かせない。本人は必ずしも開発者の立場ではないが、開発の概念を理解し、開発者たちとコミュニケーションを取ってニーズを議論できるかどうかも重要な意味を持つ。

翻訳:内山卓則=ニューズフロント

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