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ポートスキャンツールNmap なぜネットワークで必要なのか、その特徴は?(上)

2022/06/13

John Breeden II Network World

 Nmap(Network Mapper)とは、フリーでオープンソースのポートスキャンツール。ネットワークのマッピングや脆弱性のチェックなどに使われる。登場は1997年とかなり昔だが、この種のツールの手本として一目置かれる存在で、同様の機能を持つ商用製品やオープンソースツールの比較対象として使われている。

Credit: Christina Morillo
Credit: Christina Morillo

 Nmapが長年にわたって存在感を維持してきた背景には、メンテナンスや更新に携わる大規模な開発者コミュニティの存在がある。Nmapコミュニティの報告によると、Nmapのダウンロード数は毎週数千回に上る。

 WindowsやMac、Linux用のバイナリーをダウンロードして利用できるほか、SolarisやAIX、AmigaOSなど、比較的マイナーなOSや古いOSでの動作にも対応する。オープンソースのコードベースには柔軟性があり、特別な環境やカスタマイズした環境向けに修正を加えて使うこともできる。ソースコードはC、C++、Perl、Pythonで提供されている。

 本記事執筆時点で最新のメジャーバージョンは20年10月公開のNmap 7.90。バグ修正や改良が70件以上適用されているほか、さまざまなビルドシステムの更新やコードの品質改善が加わっている。

Zenmapとは

 以前であれば、Nmapを利用するにはプログラミングの高度なスキルか、少なくともコマンドラインインタフェースの知識が必要だった。しかし、公式のGUIフロントエンド「Zenmap」の登場で状況は変わった。Nmapと同様の機能をGUIで利用でき、処理の起動や結果の分析が非常に扱いやすい。

 Zenmapは初心者でも使えるツールを目指して開発された。Nmapと同様、フリーでオープンソースのツールとして提供されており、利用や修正は自由に行える。

 Zenmapの機能には、使用頻度が高いスキャンをプロファイルとして保存して繰り返し使える機能や、Nmapのコマンドラインをインタラクティブな操作で作成できる機能がある。スキャン結果を保存して後で確認したり、別の保存結果と比較したりもできるほか、最近のスキャン結果を検索可能なデータベースに保存することもできる。

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